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御前酒のまにゃあ!


岡山県北の造り酒屋 御前酒蔵元が日々の出来事をいろいろと・・・
by gozenshu
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アンニョハセヨ!

今、韓国でgozenshu9(NINE)が熱いんです!

日本国内での日本酒の消費量は相変わらず右肩下がりを続けていますが、韓国、特にソウルではちょっとした日本酒ブームになっております。

中国製の製品に対する不信感が、日本製品の需要拡大に繋がっている事が大きな要因としてあるようです。日本酒も「安心・安全」、または「健康」というイメージで需要が伸びています。

韓国の伝統酒といえばマッコリですが、韓国内ではマッコリはおじさんが飲む物というイメージで、若い人達からは敬遠されているようです。

若い人達が何を最も飲んでいるかというと、日本でもお馴染みのチャミスルです。
日本ではジンロと言った方が伝わるかもしれませんが、米や麦を原料にした焼酎です。
値段も飲食店で飲む場合、大体250円/360mlと安価ですので、大衆的な飲み物として圧倒的に消費されています。

一方日本酒は、関税も高く日本での販売額の2倍~3倍程で売られていて、高級酒としての位置付けですが、最近は若い女性を中心に、一つのトレンドになっているようです。
日本で言う代官山や青山みたいなオシャレなエリアには日本食レストランも増え、様々な日本酒が提供されています。

そこでgozenshu9(NINE)も徐々に使われ始めています。

先日「HEREN」というハードカバーの情報誌と、「酒類ジャーナル」という呼んで字の如くアルコール飲料の情報誌にナインが取り上げられましたので紹介します。

HEREN(夏にお薦めのアルコール特集)
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(訳)
「gozenshu9(NINE)」が特別なのは、日本の有名蔵元である辻本店が作っているということもありますが、ワインボトルを連想させる斬新なデザインがあるからでもある。
酒造りの源流ともいわれる菩提もと醸造法を採用した伝統的なお酒で、米も岡山県の雄町という米を使っている。
香りより味を重視する最近の傾向にあわせてさっぱりして軽快な味わいである。


続きまして「酒類ジャーナル」
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(訳)
現在、韓国での日本酒の存在はとってもトレンディーなアイテムであると言える。はたして、本場の日本でもそうなのか?答えは‘NO’である。日本の若者の間で日本酒というのは‘おじさんたちがよく飲むお酒’程度で認識されている。韓国内での伝統酒や民俗酒がこれと似たような評価を受けているのとほぼ同じであるだろう。従って、日本の蔵元では若い日本酒ファンを増やすために新しい味と感覚を持った日本酒を続々と市場に出している。その中で、断トツに目立つのは「辻本店」という蔵元で造った「gozenshu 9(NINE)」が挙げられる。
‘革新する清酒’。Gozenshu 9(NINE)のキャッチフレーズであるこの表現で我々はこの蔵元の自信が伺える。いったい、この酒の何がそんなに革新的なのか。これの答えを理解するためには日本酒製造工程のある程度の知識が必要である。
日本酒の製造工程は、韓国の清酒と同じで酒母を造ることから始まる。ここで酒母とは、いわゆるお米を大量に醗酵させるための下準備で、蔵元によって、そして、時代によって若干異なる方法を使うのである。Gozenshu 9(NINE)は、この酒母を最も伝統的な方法を使って造っている。辻本店が採用している‘菩提酛’がその方法で、現在この方法を使ってお酒を醸している蔵元はごく少数である。手間がかかり造りにくいからである。
辻本店は、この 菩提酛製法を使って、日本酒のもっとも根源的で原論的な味を再現するために努力し続けた蔵元である。そして、先代たちの醸造哲学を継承しながらも現世代の蔵人はそこに‘若さ’を吹き入れた。‘伝統の個性的な再解釈’という方法で。
御前酒を造っている蔵人はみんな20~30代である。それに、珍しく杜氏は女性である。蔵元の代表は、昔ロックバンドでギターを弾いた29歳の青年。そして、他の蔵人も酒造りと関係ない職業についていた方もいる。このように9人の若者の個性を込めて醸したお酒だから‘9’という名前が付いた。単純に9人で造ったお酒だから‘9’と命名したわけではない。9は10より一つ抜ける数字である。日本で‘充分’という表現は‘十分’とも言う。ここでの‘10’という数字は、完全、完璧を意味する。あえて名前を‘9’に付けた理由は、自分たちの実力を最大限発揮して誰でも納得できる最高の域に達したいという蔵元の意思表現が込められている。この終わりなき向上心が「gozenshu 9(NINE)」の真の意味である。


以上長々と書きましたが、韓国レポートでした。
また次回ソウル市内でナインが飲める店を紹介させて頂きます。

by 七代目
by gozenshu | 2010-08-05 10:13
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